銀瓶加工の種類

銀瓶の装飾加工にも様々な種類があります。それぞれの特徴について説明させて頂きます。

みがき仕上げ(鏡面仕上げ)

表面を光が均一に反射するように研磨する技法で、文字通り鏡のような光沢があるのが特徴です。銀の持つ金属の中で最も光の反射率が高い性質を活かした加工です。

燻仕上げ

銀の持つ化学反応を利用した技法で、黒く深みのある光沢が特徴です。いわゆる「いぶし銀」と呼ばれる加工です。

霰打

霰打ちとは、霰(あられ)と呼ばれる突起を全面に打ち出す技法です。一粒一粒、内側から叩き出す大変手の込んだ技法で、粒模様を整然とさせるには熟練の技が必要となります。

鎚目打

文字通り表面に金鎚を連続的に打ちつける事によって模様を出す技法で、凹凸により豊かな表情を生み出します。

ゴザ目打

鎚目打と同じく金鎚を打ちつける事によって、ござの筋目のような模様を表現する技法です。

彫金

表面に鏨(たがね)で模様や図柄、文字等を彫り込む技法で、金鍍金を施した物もあります。

その他

その他、アンティークな色調の古美色仕上げ等、銀の加工には様々な種類があります。

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