骨董鉄瓶につきましては、非常に多くの紛い物が出回っているので注意が必要です。意図的に偽っているもの、販売者の知識不足によるもの等様々ですが、余程専門的知識がないと本物を見分けるのは難しいかと思います。
見分け方の参考の一つとしては価格が挙げられるかと思います。稀に掘り出し物がある事もあるので一概には言えませんが、有名な作者の作品等はやはり貴重品ですので高価な場合が多いです。※作者、作られた年代、形状、商品状態、共箱の有無などによって価格は異なります。
他に見分け方の目安としては、商品や箱に作者名が入っているという事が挙げられます。(商品の場合、蓋裏等に入っている場合が多いです)
但し、作者名は後から入れることも出来ますし、本物であっても、鉄瓶と違う蓋が合わせてあったり、違う箱に入っていたりする場合があるので注意が必要です。長い年月を経ているものなので、必ずしも製作された当時の姿で一式揃っているとは限らないのです。
これらの事については、作者の作風やどの年代にどのような作品を作っていたかなどを熟知していればある程度の見当はつくのですが、やはり専門的な知識が必要となるので、見分けるのは困難です。
極書(きわめがき)があるものについては本物である信憑性が高いと言えます。極書とはいわば鑑定書のようなもので、箱に書いてある場合、札などに書いてある場合など、様々な形式があります。