鉄瓶と鉄製の急須は一見同じように見えますが、全く異なる性質があるので注意が必要です。鉄瓶はお湯を沸かすのに使用するものですが、急須は沸かしたお湯を注ぎ、お茶を煎じるための道具なので直接火にかける事は出来ません。火にかけてしまうと破損の原因になってしまいます(※中には特殊加工を施した直火可能な急須もあるようです。)
また、鉄瓶は鉄分の補給が出来ますが、急須の大半はホーロー加工(錆びないように鉄の表面をガラス質でコーティングする加工)が施されており、鉄分の補給は望めません。
それでは鉄瓶と鉄急須はどうやって見分ければいいのでしょうか?鉄瓶と鉄急須の違いを比べてみたいと思います。
サイズの違い
1番単純な見分け方としてサイズの違い(鉄瓶は大きく急須は小さい)がありますが、小さな鉄瓶もある為、一見しただけでは区別がつきづらいので注意が必要です。
ホーロー加工が施されているかどうか
鉄瓶の内側は鈍い鉄色をしていますが、鉄急須の内側にはホーロー加工が施されているので、表面がツルツルしていて光沢があります。※ホーロー加工が施されておらず、直火可能な急須も存在します。
茶こしがついているかどうか
鉄瓶にはついていませんが、急須には中に茶こしがついたものが多いです。
価格の違い
急須はほとんどが大量生産されたものなので、鉄瓶と比較して価格は大分安くなります。
いかかでしょうか?様々な鉄瓶、急須があるので一概には言えませんが、上記の内容を総合的に見てみると、鉄瓶と急須の見分けがつくかと思います。