銀瓶とは

銀瓶とは

銀瓶とは茶道具の一種で、銀で造られた湯沸しの事をいいます。貴金属を用いて金工技術の粋を集めて造られた銀瓶は、古くより権力者たちのステータスシンボルとして重用されてきました。また、銀はお湯の味を変えない為、銀瓶は煎茶には最適な道具とされています。

銀はあらゆる金属の中で最も光の反射率が高く、美しい輝きを持っています。年月を経ると空気中の硫黄分と反応して黒ずんできますが、これは「いぶし銀」と呼ばれ、この深みのある光沢を愛好する方も多く、あえて最初からいぶし銀に加工された商品もあります。

お手入れをする事で輝きを保つことも出来るので、美しい輝きを楽しむか、いぶし銀の渋い光沢を楽しむかは好みでお選び頂けます。

銀瓶の作り方は一枚の銀の板を木槌で叩いて形作っていく方法と、銀を溶かして作る鋳造の方法の2種類があります。

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