鉄瓶の使用方法

使用の際の注意点

お湯を沸かす際には、8分目程度を目安に水を入れてください。目一杯に入れてしまうとお湯が沸いた際に吹きこぼれる恐れがありますのでご注意ください。また、蓋を少しずらして蒸気抜きをしてください。なるべく直火を避け、また、強火でのご使用はお控えください。

お湯が沸騰した際には鉄瓶本体はもちろん、蓋や弦も大変熱くなっていますので、十分お気をつけください。鉄瓶を持つ時やお湯を注ぐ際には、布巾などで押さえてご使用ください。(※一般的にIHをご使用の場合は弦は熱くなりません)

鉄瓶の中に水を入れっぱなしにすると確実に錆びてしまいますので、使用後は必ず水気を完全に取り除き、風通しのいい所に保管してください。

鉄瓶の使い始め(鉄瓶ならし)

新品の鉄瓶は「鉄瓶ならし」を行ってください。特に使い始めの1ヶ月が大事です。鉄瓶には酸化皮膜という皮膜がはられており、これが錆止めの役割を果たしています。この皮膜が剥がれない内に湯垢をつけてしまうのが鉄瓶を錆びにくくするポイントです。

最初に鉄瓶の中を軽くゆすぎ、お湯を沸かしてください。(※決してごしごし洗ったり、洗剤を使ったりしないでください。)お湯が沸いたら捨て、これをお湯の濁りが無くなるまで3回くらい繰り返します。

湯垢がつき鉄瓶の中が白っぽくなるには、使い始めの2~3週間は毎日使いたいところです。1ヶ月は頻繁に使わないと白っぽくはなりません。早く湯垢をつけるには、ろ過した水よりもカルシウムが多く含まれた、ミネラルウォーターや井戸水を使用するのが効果的です。

鉄瓶はちゃんとお手入れしていても、使い始めから数日で中に赤褐色の斑点が生じててきたりしますが、これは鉄瓶独特の現象で問題ありません。軽く錆びたような状態に見えても、お湯が透明で金気がないときは、そのまま使用されてもまったく問題ありません。正しく使い続ければ必ず湯垢がついてきます。(絶対に慌てて錆を取ろうと中を擦ったりしないようにしてください。)
※お湯が赤茶色になるような場合にはお手入れが必要です。

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