鉄瓶というと南部鉄器の南部鉄瓶が思い浮かぶかもしれませんが、鉄瓶は日本各地で作られており、産地それぞれの特徴や歴史があります。
南部鉄瓶は岩手県で作られている鉄瓶で、伝統的な無骨な飾り気のない作風が特徴です。主に日常用として使用されています。
関西鉄瓶(京鉄瓶)は大阪府や京都府で作られた鉄瓶で、繊細な造りの物が多く、日常用だけでなく茶道などにも使用できるのが大きな特徴です。南部鉄瓶が主に鉄だけで造られているのに対し、弦や蓋が銅製で多種の摘みがあり、象嵌等の装飾が施された物が多く、その美しい造形から鑑賞用として収集家にも人気があります。
以下、いくつかおすすめの鉄瓶を紹介させて頂きます。