鉄瓶や銀瓶を購入する手段の一つとしてオークションを利用される方もいらっしゃると思いますので、オークションについての注意点を参考までに述べさせて頂きます。
あくまでも個人的主観ですが、オークションは曖昧な商品が非常に多く(意図的に偽っているもの、販売者の知識不足によるもの等)特に財産的価値を目的として購入する場合には十分な注意が必要です。
商品画像について
・遠くから撮ったものだけで接写画像がない。
・焦点がぼやけていたり暗く撮影されている。
・画像に修正や加工した形跡がある。
これらにあてはまるものは、商品を意図的に分かりづらく
している可能性があるので注意が必要です。
出品者評価、商品説明について
・評価が悪い。
・「知識不足の為わかりかねます」等の文章が記載されている。
評価の良し悪しは重要な判断基準となりますので必ずチェックし、評価内容の詳細も確認する事をお勧めします。
「知識不足の為わかりかねます」等の文章記載につきましては、正直に表示されているので決して悪い出品者ではありませんが、出品者自体が商品の事をよくわからず出品している物ですので、購入者側が画像等を見て判断するしかありません。
価格について
・安すぎるもの
・入札価格が1円スタートになっているもの
最近のオークションの傾向から見て、鉄瓶、銀瓶といった嗜好品は、価格が競り上がる事は少なく、開始価格で落札される事が多いように思います。出品者も出来るだけ損をしないよう価格の設定を行うので、販売開始価格が安すぎる商品は、商品価値自体が低い可能性があると考えられます。これは1円から始まるオークションについても同じことが言えます。
※例外はあります。
・出品者がオークションに慣れておらず、競り上がりを期待して販売開始価格を低価格に設定してしまう。
・出品者が商品の価値を知らずに出品している。例えば蔵から出てきた鉄瓶や銀瓶を邪魔なので、いくらでもいいので売りさばきたいといったケース。
また、骨董品の場合、商品のコンディションが悪い物などについては年代物であっても低価格で出品されている事もあるので、修理等をすればお宝に化ける事もあるかもしれません。