鉄瓶について

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鉄瓶お悩み相談

・錆が出てしまったら・空焚きしてしまったら・水漏れしてしまったら・内側に白いカビのようなものが出てきました大丈夫でしょうか?・お湯を沸かす際にどれくらい水を入れればいいでしょうか?・IHで使用可能でしょうか?
鉄瓶の豆知識

お湯に混じる黒い粒(カス)のような物は何?

鉄瓶でお湯を沸かすと稀に黒い粒(カス)のような物が混じる事がありますが、これは、鉄瓶を錆びにくくする為、金気止めという技巧で作った酸化皮膜(黒錆び)が剥がれてきたか、水漏れの修繕をした際の漆などが剥がれてきたかのいずれかが考えられます。
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鉄瓶の歴史(ルーツ)

湯釜の一種に、三足の釜に注口を設け肩の常張鐶付(じようばりかんつき)に弦(つる)をつけた「手取釜(てどりがま)」があり、これが現在の鉄瓶の祖型と考えられています。16世紀(戦国時代)には茶道で使われています。
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空焚きしてしまった時の対処法

空焚きには十分にご注意ください。もし空焚きしてしまった場合は、そのまま自然に鉄瓶が冷めるのをお待ちください。慌てて水をかけたりすると、高温の水蒸気で火傷をする危険性があり、また、急激な温度差によって鉄瓶が割れてしまう恐れもあります。
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錆が出てしまった時の対処法

煎茶を不織布に入れ(ティーパックでも可)鉄瓶に入れお湯を沸かして20分ほど煮出した後、火を止めて7~8時間放置してください。中の水が真っ黒になってきますが、これは鉄分とお茶のタンニンが反応したもので、黒い皮膜が錆を抑える働きをしてくれます。
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水漏れしてしまった時の対処法

明らかに穴が見て取れたり、ポタポタと目に見えて分かるような重度の水漏れの場合は修理が必要ですが、じんわり染み出る程度の水漏れは、お粥を煮込むことによって改善される場合があります。お粥を煮た後、冷ましてゆすいでからよく乾かしてください。
鉄瓶の豆知識

囲炉裏(いろり)と火鉢の違い

囲炉裏とは、伝統的な日本家屋などで屋内の床面を四角く切って設けられた炉の事をいい、暖を取ったり煮炊きをしたり、照明、乾燥といった目的にも使用されます。火鉢との違いを大まかに言うと、囲炉裏は備え付けの設備で、火鉢は持ち運んで移動できる道具という事です。
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やかんと鉄瓶の関係

「やかん(薬缶)」という呼び方は、漢方薬を煎じる為に使用されていた「薬鑵(やくくわん)」が語源とされています。また、茶の湯釜に注ぎ口と弦を付けたものは鉄薬鑵(てつやかん)、後に「手取り釜」と呼ばれ、それが「鉄瓶」の起源と考えられています。
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鉄瓶の生産地

鉄瓶は岩手県(南部鉄瓶)山形県(山形鉄瓶)栃木県(天明鉄瓶)東京都(江戸鉄瓶)富山県(高岡鉄瓶)三重県(桑名鉄瓶)大阪府・京都府(関西鉄瓶・京鉄瓶)等々、日本各地で作られており、産地それぞれの特徴や歴史があります。
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鉄瓶の取り扱い注意(まとめ)

●鉄瓶は洗わないでください●直火でのご使用はなるべく避けてください●大変熱くなるのでご注意ください●使用後はしっかり乾燥させてください●鉄に錆びは付きものです●湯垢をつける